作り置きできる本格インド料理
タンドリーチキンは漬け込めば、漬け込むほどにウマさが増す料理だ。
スパイスの効いた味わいは、夏本番の食卓に刺激を加えてくれる。
特価品を買い占めて漬け込んでおけば、すぐに食べることができ、比較的冷凍保存も可能だ。
北インド地方で使われる円筒形の土窯『タンドール』。
スパイスやヨーグルトで漬け込んだ鶏肉を、金串にさして土窯で焼き上げる『タンドリーチキン』。
高温で焼き上げることにより余分な脂を落とし、外パリパリで肉汁ジューシー。
本場のタンドリーチキンは食紅を加えることにより、日本で見かけるものより赤みがかっている。
本来『骨付き』こそがタンドリーチキンだが、鶏モモ肉・ムネ肉・手羽元と、タンドリーチキンが美味しい部位は多い。
ちなみに、骨なしで作られる『チキンティッカ 』は別の料理として扱われる。
牛肉・豚肉を食さない、ヒンドゥー教の料理は奥深い。
ヨーグルトを加えることで鶏肉はよりやわらかくなる
漬け込む時間は数時間程度でも十分だが、最低1日(24h)は漬け込んで頂くことをオススメしたい。
しっかりと味が鶏肉になじむことで、ウマウマが凝縮される。
また、乳酸菌を多く含むヨーグルトには肉の繊維をほぐしやわらかくする効果がある。
この効果は様々な肉料理に使われるテクニックだが、タンドリーチキンの場合は取り除く必要がないからとても効率的だ。
【タンドリーチキン:2人分】
鶏もも肉 2枚
塩コショウ 少々
プレーンヨーグルト 50g
レモン汁 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1
おろししょうが 小さじ1
パプリカパウダー 大さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1
カイエンペッパー 小さじ1/2
ターメリック 小さじ1/2
クローブ 小さじ1/4
【ヨーグルトソース:2人分】
プレーンヨーグルト 80g
おろしにんにく 半片分
ライム 半分
※ ヨーグルトソースは、プレーンヨーグルトのみでも十分に美味しく頂ける。
【動画】タンドリーチキン・ヨーグルトソース
下記の画像をクリック頂くと、メイキング動画が再生される。
動画ではもも肉の薄い部分を三角形に切り、ホットサンドメーカーで焼いているが、
別の器具(オーブンや魚焼きグリル・フライパン)でじっくり中まで火を通してもよい。
あなたの参考になれば幸いだ。
タンドリーチキンを時短で作る。
ガラムマサラにコリアンダー。タンドリーチキンには様々なスパイスが必要不可欠。
スパイス類はあまり使う機会が多くないから、いざ作るとなると腰が引けてしまう。
でも、安心して欲しい。
そんな、あなたに朗報がある。
本格的な味とはいかないまでも、美味しいタンドリーチキンを時短で作る強い味方がいるので紹介しよう。
★タンドリーチキンのタレ
この商品は試したことがあるが『しょうゆ味』がとても濃い。しょうゆ風味が好きなあなたにオススメだ。
★タンドリーチキンのスパイス
サクサクパリパリに焼くには練習が必要だ。
チキンの肉汁をパンがしっかりと受け止めている。
ホットサンドのみならず、スパイスの効いたタンドリーチキンは『真夏』にオススメだ。
あなたの夏がきっとエキゾチックに。
photo by Masahito Ichinose(Japan)