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南部鉄器の鉄瓶を本格的に使う前の注意点

 04/25/2017   

鉄瓶が肉厚になり、保温効果が増すという先人の知恵

南部鉄器の急須に勘違いをしていた私は、当然のことながら「初めてのお茶」に今だありつけていない。

「まろやかで鉄分の溶け出たお湯」でお茶を淹れるためには「鉄瓶」が必要だ。

永く愛用する逸品だからこそ、私がこだわりたいポイントは「形」と「文様」だ。

急須を購入したメーカーである岩鋳さんのオンラインショップを拝見してみたものの、
現行で販売されている商品の中で、私の心をつかむ鉄瓶との出会いはなかった。

南部鉄器の代名詞と言えば、ボツボツしたあの「アラレ模様」だ。
あなたが想像する南部鉄器と言えばおそらくその文様ではないだろうか。

アラレ模様を施すことにより鉄瓶が肉厚になり、保温効果が増すという先人の知恵が今も受け継がれているという。

鉄はいったん溜め込んだ熱を簡単には逃さない性質を持っており、アルミなどに比べて約1.5倍の保温力を持つようだ。

試しに急須に熱湯を注いでみたところ、全体に熱が伝わり触れるとやけどしそうになるほどだ。

鉄器の急須で淹れたお茶がまずい訳がない。そう、私は「熱いのが飲みたい」からだ。

狙う鉄瓶の文様は「アラレ」一本。
こんな例えで恐縮だが「肩掛けバッグ」のような「形」を理想に探してみることにする。
急須は新品で購入したが、鉄瓶は中古で探すことにする。

「The NANBU TEKKI」ヴィンテージ感あふれる存在感

「南部鉄器 鉄瓶」でオークション検索してみると、745件がヒットした。

※このキーワードで検索した場合、まれに「ホーロー加工された急須」が表示される場合があるので注意が必要だ。

出品されている商品は実に多種多様。

セット化されたもの。縦長のもの。外側にデザインが施されたもの。「猫型の急須」なんてのもあるほどだ。

記念品として特注されたものだろう。団体名や個人名が入った鉄瓶も。沢山の個性がある。

私は条件に見合う2つの商品をウォッチリストに追加して、予算の上限を設定した。

29入札の激闘に勝利し、我が家に到着した「鉄瓶」がこの子である。

親しみを込めて「ボスあられ」と命名することにした。

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ヴィンテージ感あふれる存在感、これぞ私が求めた「The NANBU TEKKI」である。
新品と中古。それぞれに魅力がある。

集中メンテナンス時に使用しているグローブ:グリップスワニー

ふたを持つ部分のデザインは、
「まつぼっくり」になっている。

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側面には「南部」「岩鋳」の文字列が刻まれ、その下には「鉄瓶を製作した伝統工芸士の名」が入っている。

名入りこそ「手作りで作られた鉄瓶の証」と言えるのではないだろうか。

ちなみにボスあられは「清末」氏の作品であることが分かった。

これぞブランドである。

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「本格的に使い始める前に」の根拠

中古で手に入れた場合、確認して欲しい3つのポイントがある。

最大の確認事項は「漏れ」である。

次に沸かしたお湯の「色」と「味」だ。

「漏れ」がある場合、メーカーで「うるしを焼付け直す」作業をするようだが、私の場合「半年」かかるという回答をメーカーから頂戴した。

これが本格的に使い始める前に。の根拠だ。

下記の画像をクリック頂ければメンテナンス動画が視聴できる。

この動画は新品で購入したが、何らかのメンテナンスが必要になったあなたにも参考になる動画だと思う。

ちなみに動画は記事と連動しており、鉄瓶メンテナンス編3部作と番外編の4動画だ。

1/4 南部鉄器 鉄瓶メンテナンス永久保存版 状態確認編

状態確認編

南部鉄器 鉄瓶メンテナンス永久保存版の全動画再生はこちらから。

動画で使用した機材を紹介しよう。

初めての湯沸しで用いた熱源は「炭火」だ。
「過去を焼ききる」というイメージで超強火で沸かすために選んだ熱源である。

ちなみに、ガスの火には「水分」が多く含まれているらしく鉄瓶には不向きなようである。

炭火の火力を最大限に引き出すために私が用いたコンロがこれだ。

キャプテンスタッグ ファイアグリル M-6500

携帯性に優れ、組立はスタンドと本体をセットするだけと簡単。

バーベキューはもちろん、焚き火も可能。
ダッチオーブンでの調理にも最適なサイズで、コストパフォーマンスに優れたアイテムだと思う。

別売でコンロがすっぽりと収まる形状のテーブル
キャプテンスタッグ ファイアグリルテーブル
鍋を吊るす三脚
キャプテンスタッグ 焚き火三脚
がラインナップされている。いずれも安価で手に入れることが出来るだろう。

現状を確認できたことで、打つべく対策が明確化された。

内側と外側の集中メンテナンスを行う。

photo by Masahito Ichinose(Japan)


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コンテンツマーケター

プロフィール

一之瀬 公人

masahito ichinose

東京都江東区生まれ。現在は長野県南部在住。妻と息子の3人家族。

モノに対する好奇心が旺盛だったことから『MONO』で有名な雑誌の編集者となる。

広告代理店でクライアントのマーケティングを担当する。モーターショーやゲームショーのブース企画。Fからはじまるミントタブレットなど日本進出する外資企業の浸透戦略を担う。

夢だったニューヨークのクライスラービルを観るため渡米。(ゴジラとアルマゲドンで壊された)

アメリカ・カナダで働いたのち、ハトのマークのボディーソープで有名な外資系トイレタリー企業にヘッドハントされる。外資系ホテルを対象とした特殊部隊に所属。担当ホテルへの営業戦略、部隊全体のマーケティング戦略を担当。

先の経験を買われシティーホテルの支配人を任される。経営ノウハウを積みサラリーマンを卒業し独立。

これを期に、父の故郷である長野県に移住を決める。長野県で好きな地域は、松本市中心部と安曇野周辺。

結婚し長男を授かる。子育ての8割をこなし、厄年から脱却。第二の人生を本格的に歩み始める。

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